『わたしたちの体は寄生虫を欲している』ロブ・ダン、野中香方子訳(飛鳥新社)
2013年
296頁
定価:1,870円(税込)
目次(収録作品)
第一章 四四〇万年前、私たちの祖先は……
ヒトの起源から続く自然の支配
第二章 寄生虫は人類に欠かせない最高のパートナー
健康になろうとすればするほど、健康を損なう人たち
敵が消えても幻影は残る
難病を治す奇跡の寄生虫
腸は脳より賢い
人体に備えつけられた「細菌の家」
第三章 乳牛に飼い慣らされて
人間が野生でなくなったとき
第四章 すでにいない肉食獣から逃げ続ける脳
私たちはつい最近まで獲物だった
狩猟を始めた人間に起きた変化
毒ヘビとサル
だれが生きるかという選択
第五章 人間が体毛を脱ぎ捨てた理由
シラミの力はここまで凄い
外国人恐怖症が病気を防ぐ
第六章 太古の昔から現在まで、断崖で暮らす私たち
捨てた野生を取り戻すために
現代人の過剰な清潔信奉に警鐘を鳴らす、驚きの進化論!
腸に寄生虫を戻す。街に猛獣を放つ。大都市のビルの壁を農場にする
――無謀な夢想家たちの愛すべき実験を通して、人体にとって理想の環境を考える。
キレイになりすぎた人体に野生を取り戻さなければ、私たちの未来が危ない! ?瀬名秀明氏・激賞!
「本書の結末は、あなたが想像するようなものではないはずだ。
これほど遠くへ連れて行ってくれるポピュラーサイエンス本も珍しいだろう」アマゾン商品説明より