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『ロールズ正義論とその周辺』渡辺幹雄(春秋社)

『ロールズ正義論とその周辺―コミュニタリアニズム、共和主義、ポストモダニズム』渡辺幹雄(春秋社)

2007年
294頁
定価:4,400円(税込)




目次(収録作品)

序章 正義の概念史―ロールズ正義論への道程
第1章 ロールズ正義論の現在―『公正としての正義―再論』(二〇〇一年)を中心に
第2章 「バブル」としてのリベラル―コミュニタリアン論争―M・サンデル『リベラリズムと正義の限界』(一九八二年)について
第3章 コミュニタリアニズムとはなんだったのか―M・サンデル『リベラリズムと正義の限界』第二版(一九九八年)について
第4章 ロールズにおける共和主義的契機―「財産所有制民主主義」をめぐって
第5章 リベラルフォビアと共和主義―M・サンデル『デモクラシーの不満』(一九九六年)を契機として
第6章 リベラルな哲学に対するリベラルな生の優位
終章 ヤヌスとしてのロールズー理想主義者か、リアリストか

ロールズの革命的な「正義」の理論は、巨大な反撥をも惹き起こした。法哲学者ハートや功利主義者ハーサニらから浴びた集中砲火のなかで、ロールズの理論はどう磨かれていったのか。共同体主義者サンデルや哲学者ハーバーマスとの激論はなぜすれ違いに終わったのか。ロールズ「正義論」をめぐる論争をたどることで、共同体主義、共和主義、批判理論の要点を学ぶと同時に、誤解と悪意に満ちたロールズへのいわれなき攻撃を撃破、さらにロールズの初期思想から深い断念の果てに到達したリベラリズムの極北までを明快にでつづって、リアリスティックな理想主義者ロールズの全体像を明らかにする。

出典:春秋社公式サイト

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