『保守主義の社会理論―ハイエク・ハート・オースティン』落合仁司(勁草書房)
1987年
199頁
目次(収録作品)
第一章 世紀末の新しい保守主義
1 世紀末の《近代》
2 自生的秩序・ルール・言語行為
第二章 合理と個体
1 産業主義と合理主義
2 実証主義と記述主義
3 民主主義と個体主義
4 主権主義と表出主義
第三章 暗黙の言及
1 暗黙的秩序──ハイエク
2 外的視点──ハート
3 発語内行為──オースティン
第四章 規範の文脈
1 規範的秩序──ハイエク
2 内的視点──ハート
3 発語内の力──オースティン
第五章 慣習と遂行
1 慣習あるいは《遂行的なるもの》
2 新しい保守主義
3 保守主義とは何でないか
第六章 解釈学的社会学としての保守主義
1 解釈学的社会学へ
2 自己関係性の構造
3 基礎付けの不可能
4 《選択肢》の不在
5 再び伝統とは何か
経済学者ハイエク、法哲学者ハート、哲学者オースティンの思想を検討し、近代の原理への執拗な批判を保守主義として評価する。
出典:勁草書房公式サイト