『新訳 ソシュール 一般言語学講義』フェルディナン・ド・ソシュール、町田健訳(研究社)
2016年
344頁
目次(収録作品)
序文
序論
第1章 言語学小史
第2章 言語学の資料と課題―隣接諸学問との関係
第3章 言語学の対象
第4章 ラングの言語学とパロールの言語学
第5章 ラングの内的要素と外的要素
第6章 文字によるラングの表記
第7章 音韻論
付録 音韻論の原理 第1章 音の種類 第2章 発話連鎖における音素 第1部 一般原理
第1章 言語記号の性質
第2章 記号の不変性と可変性
第3章 静態言語学と進化言語学
第2部 共時言語学
第1章 総論
第2章 ラングの具体的な実体
第3章 同一性、実在、価値
第4章 言語的価値
第5章 連辞関係と連合関係
第6章 ラングの機構
第7章 文法とその下位区分
第8章 文法における抽象的な実体の役割
第3部 通時言語学
第1章 総論
第2章 音声変化
第3章 音声的進化の文法的帰結
第4章 類推
第5章 類推と進化
第6章 民間語源
第7章 膠着
第8章 通時的な単位、同一性、現実性
第3部と第4部への付録
A 主観的分析と客観的分析
B 主観的な分析と下位単位の確定
C 語源学
第4部 言語地理学
第1章 言語の多様性について
第2章 地理的多様性の複雑化
第3章 地理的多様性の原因
第4章 言語的な波の伝搬
第5部 回顧的言語学の諸問題 結論
第1章 通時言語学の2つの観点
第2章 最古の言語と原型
第3章 再建
第4章 人類学と先史学での言語の証拠
第5章 語族と言語類型
訳者あとがき
索引
1906年から1911年までジュネーブ大学でおこなわれたフェルディナン・ド・ソシュールの講義内容をまとめ、言語学や現代思想に大きな影響を与え続けている『一般言語学講義』(Le Cours de linguistique g n rale, 1916年)の待望の新訳。原著の内容を忠実に移しながら、現代言語学の知見も取り入れ読みやすい翻訳を実現した。ソシュール研究の第一人者によるわかりやすい新訳と詳しい脚注によって、あの名著を再び読み解く。
出典:研究社公式サイト
[関連]
『一般言語学講義』ソシュール(岩波書店)