2009年
267頁
目次(収録作品)
序章 稲作をなさる世界で唯一の君主
第1章 繰り返される祭祀の形骸化
第2章 側近たちが破壊した宮中祭祀
第3章 裏切られた神道人の至情
第4章 明らかな神道差別の背景
第5章 政教分離はキリスト教問題である
第6章 宗教的共存こそ天皇の原理
第7章 多様な国民を多様なままに統合する祭祀
第8章 女系は万世一系を侵す
第9章 参考にならないヨーロッパの女帝容認論
第10章 的外れな東宮への要求
あとがき 浅はかな側近こそご心痛のタネではないか
天皇陛下ご在位二十年の佳節に、宮内庁は宮中祭祀の「調整」を発表した。ご健康への配慮、ご負担軽減との説明だが、なぜ天皇第一のお務めである祭祀が狙い撃ちにされるのか?千年以上も国と民のために祈り続けられてきた天皇の伝統が、いま断絶の危機を迎えている。政教分離の名のもとに側近らが祭祀を破壊してきた知られざる歴史を検証する。
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