『大日本帝国最後の四か月―終戦内閣“懐刀”の証言』迫水久常(河出文庫)
2019年
264頁
目次(収録作品)
第1章 踏み出した終戦への第一歩
(陛下終戦の意図を表明される/国力の調査を命じた鈴木首相 ほか)
第2章 鈴木終戦内閣ついに成立
(内閣を投げ出した小磯国昭大将/鈴木貫太郎固辞して受けず ほか)
第3章 陸海軍首脳と議会への対策
(不仲の陸海軍をまとめる/体験談で説得に乗り出した首相 ほか)
第4章 日本を取巻く内外の情勢
(最後の決戦を挑んだ連合艦隊/沖縄守備軍ついに全滅す ほか)
第5章 興亡を賭けた八日間
(原子爆弾広島市に投下される/太田文相総辞職論を持ち出す ほか)
第6章 最後の御前会議
(みんなが泣いた陛下のおことば/堪えがたきを耐えよう ほか)
第7章 ついに実現した終戦
(公式の終戦は八月十四日午後十一時/機関銃の音で起こされる ほか)
昭和二十年四月、鈴木貫太郎内閣が発足。それは終戦に至る激動の日々の始まりだった―。対ソ和平工作、徹底抗戦派の反発、ポツダム宣言受諾、終戦の詔勅草案作成、近衛兵クーデターと玉音盤争奪事件…時の内閣書記官長が天皇、閣僚、軍人、官僚らの動向を克明に記した、終戦史の一級資料。
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