『過労自殺 第二版』川人博（岩波新書）
第二版2014年
272頁
定価：902円（税込）
目次（収録作品）
第１章 事例から
1「願うことはただ一つ。５時間以上寝たい」-二四歳・化学プラント工事監督者
「このまま生きていくのは死ぬより辛い」-二七歳・システムエンジニア
2「残業月平均15時間」の求人票──二三歳・新入営業職社員
3 朝早くから夜遅くまで行動を管理され──二六歳・金融機関女性総合職
4 災害対応による過労の末に──四〇歳・旅行会社課長〔ほか〕
第２章 特徴・原因・背景・歴史
第３章 労災補償をめぐって
第４章 過労自殺をなくすために
2014年，過労死等防止法成立．近年，二，三〇代の青年や女性たちの間にも，仕事による過労・ストレスが原因と思われる自殺が拡大している．なぜ悲しい犠牲が減らないのか．初版の内容を基調にしつつ，最近の事例や労災補償の有り様の変化，歴史の検証などを新たに盛り込み，法制定後に求められる防止策と善後策を具体的に示す．
出典：岩波書店公式サイト