1996年3月20日第1刷発行
238頁
目次(収録作品)
第1章 イソップ寓話とは
第2章 寓話の起源
第3章 イソップの生涯
第4章 寓話の歴史の三区分
第5章 イソップ以前―ギリシアの場合
第6章 ギリシア作家とイソップ寓話
第7章 イソップ以前―日本の場合
著者は、学者(西洋古典、古代ギリシア文学)。
本書はイソップ寓話がどのように成立していったのかを関連の文献を示し論じている。
筆者は書名に「世界」とあるから、イソップ寓話における「世界観」などを考察したものと思って手にしたが、そういう内容ではなかった。
イソップ寓話に興味がある人は、まず寓話を読むのがよい。
[参考]
『イソップ寓話集』中務哲郎訳(岩波文庫)