1961年
96頁
目次(収録作品)
はしがき
訳者のことば
改版に際して
第一章 人情の碗
第二章 茶の諸流
第三章 道教と禅道
第四章 茶室
第五章 芸術鑑賞
第六章 花
第七章 茶の宗匠
解説 (福原麟太郎)
茶の湯によって精神を修養し、交際の礼法をきわめるのが茶道である。その理想は、禅でいうところの「自性了解」の悟りの境に至ることにある。この本は、そうした「茶」を西洋人に理解させるために著者(1862-1913)が英文で書いたもので、単なる茶道の概説書ではなく、日本に関する独自の文明論ともいうべき名著。(解説=福原麟太郎)
本書表紙(カバー)より
翻訳が堅苦しく、かつ分かりにくい。角川ソフィア文庫版をおすすめする。なお、本訳は青空文庫で読める。
[関連]
『新訳 茶の本』岡倉天心、大久保喬樹訳(2005・角川ソフィア文庫)
岡倉天心作品リスト (青空文庫)
