2008年1月19日第1刷発行
244頁
定価:1,650円(税込)
目次(収録作品)
第1章 美しき「文語文」の生い立ち
第2章 日本人の魂を伝える文語の魅力
第3章 文語を味わい楽しむ【実践編】
著者は、元通産官僚、元駐クウェート大使ほか。
本書は、文語文の文例を引用し、文語の魅力を論じたもの。
『平家物語』『枕草子』『徒然草』『論語』、また「あほげば尊し」「故郷の空」「夏は来ぬ」などの唱歌、『断腸亭日乗』、夏目漱石の書簡等を引用している。
[筆者注]
(p.16)隷書から楷書が生まれ、それをくずして行書、草書が生まれた、と読める説明があるが、これは不正確。
隷書から草書が生まれ、のちに(別に)隷書から行書が生まれ、さらにのちに隷書や行書から楷書はつくられた、と考えられている。
[参考]
「文語の苑」
