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『ニーチェの顔 他十三篇』氷上英廣(岩波文庫)

『ニーチェの顔 他十三篇』氷上英廣、三島憲一編(岩波文庫)

2019年
443頁




目次(収録作品)

ニーチェの顔
犀・孤独・ニーチェ
アスポデロスの咲く野――ニーチェの遺産
ニーチェとエピクロス(一)
ニーチェとエピクロス(二)
ET IN ARCADIA EGO――ニーチェにおける英雄的・牧歌的風景
ニーチェにおける「大いなる正午」
ツァラトゥストラとゾロアスター
ニーチェにおける脱ヨーロッパの思想
ニーチェにおけるヘーゲル像
斎藤茂吉とニーチェ――日本におけるニーチェ影響史への一寄与として
芸術の夕映――鷗外・ニーチェ・ワーグナー
『悲劇の誕生』私解――ニーチェとボードレール
漁樵問答――ニーチェとハイデガー

「わたしは大きなひげをもった彼の顔を思いうかべる。それは無限にひきつけ、また無限につきはなすがごとくに見える…」。『ツァラトゥストラはこう言った』の名訳で知られる氷上英廣(1911-86)の伸びやかな詩心にあふれた文集。ニーチェのテクストをその時代に丁寧に位置づけ、風景のなかを逍遙する静謐なニーチェを描き出していく。

本書表紙(カバー)より

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