『大君の都―幕末日本滞在記』(上中下)オールコック、山口光朔訳(岩波文庫)
上巻 1962年・420頁
中巻 1983年・433頁
下巻 1982年・428頁
イギリス初代駐日公使オールコックの滞日三年の記録.多難な幕末期の政治・外交をこれほど鋭く詳細に,かつ網羅的に記した書は他にない.のみならず日本の歴史に精通していた著者は,日本人の生活・社会・文化を驚くべき視野の広さで観察批判している.単なる研究資料でなく文明批評の書として読めば今日でも多くの示唆に富む.
出典:岩波書店公式サイト