『勝ち続ける意志力―世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』梅原大吾(小学館101新書)
2012年
254頁
目次(収録作品)
第1章 そして、世界一になった(消せなかった疎外感/姉の影響 ほか)
第2章 99.9%の人は勝ち続けられない(勝ち続ける人、負ける人/勝ち続けるには ほか)
第3章 ゲームと絶望と麻雀と介護(ゲームから身を引く/麻雀の道を選ぶ ほか)
第4章 目的と目標は違う(夢と希望が見つからない/夢がなくても ほか)
第5章 ゲームに感謝(プロ契約の道のり/誰だって迷い、悩んでる ほか)
世界一のプロ・ゲーマーに学ぶ勝負哲学
ゲームファンから「神」と崇められ、「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定されている伝説のゲーマー・梅原大吾が、初めて熱い想いを語る。
「小学生からゲームが好きだった僕は、勉強も部活もしてこなかった。だからこそ、ゲームを通して自分を成長させるのだ」との強い意志のもと、17歳で強豪を破って世界大会優勝。その後、一度ゲームを辞めた時の挫折感、そして復活、再び世界一になり、プロ契約、ギネス認定に至るまでのウメハラの全貌がここに明かされる。
ウメハラは「たかがゲーム」という世間の冷たい視線に耐え、「どうすれば自分を向上させることができるのか」を常に考え抜いてきた。「楽な勝ち方ばかりしていてはやがて勝てなくなる」「変化なくして成長なし」「最もライバルが多いゲームをあえて選ぶ」など、彼がこれまで実践してきた、勝ち続けるための勝負哲学は、ゲームの世界のみならず、いまの社会を強く生き抜くための指針でもある。ウメハラ渾身の作である本書は、ゲームの攻略本ではなく、人生の攻略本である。出典:小学館公式サイト