『科学を生きる― 湯川秀樹エッセイ集』湯川秀樹、池内了編(河出文庫)
2015年
252頁
目次(収録作品)
第1章 物質とシンボル―物理学と科学の物差し
思考とイメージ
物理学者群像
アインシュタイン博士の追憶
ニールス・ボーア博士と二〇世紀の物理学
仁科芳雄先生の思い出
よき友、よきライバル
第2章 人生の道のり―思い出すことども
自己発見
きんもくせい
大文字
一つの宿題
六十の手習い
下鴨の森と私
科学者の創造性
心をとめて見きけば
第3章 文学と科学の交叉―詩の世界に遊ぶ
科学が生かされるということ
自然と人間
詩と科学
痴人の夢
中谷さん絵と私の短歌
ハドソン河畔の秋
不思議な町
やまびこ
第4章 科学と人間―科学から人間を想う
一科学者の人生観
江戸時代の科学者
科学文明の中の人間
記憶
研究者としての人間
二つの道を一つに
解説 湯川秀樹の人生と自然観 池内了
“物理学界の詩人”とうたわれ、平易な言葉で自然の姿から現代物理学の物質観までを詩情豊かに綴った湯川秀樹。人生とは何か、科学者の役割、創造性や知的世界について、アインシュタインや朝永振一郎、中谷宇吉郎らとの思い出…文人の素質にあふれた魅力を堪能できる28篇。文庫オリジナル。
アマゾン商品説明より