『定本 佐藤春夫全集 第19巻 評論・随筆1』(臨川書店)(全36巻・別巻2冊)
1998年
472頁
目次(収録作品)
「日本人脱却論」の序論
「遊蕩児」の訳者に寄せて少し許りワイルドを論ず
Woman,all-too-woman
Sacrilege
新刊批評
衒学余談
「柏亭論」の反古
私の偽らざる告白
錬金術
錬金術
「赤光」に就て
カラマゾフ兄弟
与謝野夫人
同人語
衒学無駄話
立体派の待遇を受る一人として
志賀直哉氏に就て
武者小路実篤氏に就て
自動車と活動写真とカフエー
自分の作品に就て
アントニオのやうなセンチメンタリズムから生れた「田園の憂鬱」
恋、野心、芸術
二月の日記
わかりきつた事
音楽的な作品、芸術の宗教的な意義
恋の日
三枚になる迄
芸術即人間
創作月旦
一九一九年美術院展覧会の洋画
詩人に就て
江口渙氏に就て
私の窓
「詩」といふこと
私の日常生活
芸術家の喜び
私の生活
感興
『霹靂』は見ないが
僕の知ってゐる荒川義英
室生犀星氏に就て
嬉しかつたこと苦しかつたこと
カリガリ博士
洞庭劉氏
流行の作家流行の書物
何でもない事で、忘れられない事
デカダンに対する慌しい一考察
【ケイ】雨山房の記
階級文芸に対する私の態度
高橋新吉のこと
淳三君に与ふ
恋愛至上かも知れない
白き花
女性の深刻さ
恋愛論
怪談
鷹爪花
千載一遇の秋
大震災見舞手紙の一つ
吾が回想する大杉栄
滅びたる東京
赤松月船君の処女詩集のために
珍奇なる薔薇
憮然たる心持その他
諸家の作品
儲け役
窓を明けようではないか
思ひ出と感謝
「風流」論
骨頂の骨頂
都会的恐怖
ノートから
三十分間程
昔、五十銭貰ひました
新らしい創造へ
処世術
築地小劇場舞台びらき
北海道へ
イソップ物語の烏
漫歩
旅の話
初歩の疑問
わが父わが母及びその子われ
夏の夜です
十年前
探偵小説小論
文芸秋の夜長
『夜ひらく』を薦む
秋風一夕話
未だ観ぬ美術展覧会
本郷座見物記
散文精神の発生
思想なき文芸
あさましや漫筆
黄菊白菊
九月二十四日午後
二度逢った記憶
恋し鳥の記
僕の詩に就て
田舎娘のこと
訳詩集「月下の一群」
吾が新居の事
詩人正直
滝田樗陰を哭す
高田豊を紹介す
探偵小説と芸術味
懸泉堂の春
文壇六号活字的雑感
談片
喜びの歌、悲しみの歌
文芸家協会の便
芸術の内容
好き友
無駄話
上司小剣氏に呈す
月評的雑文
好もしき人柄
東洋人の詩感
芸術の内容は何か
未完の作への批評
邦訳小泉八雲全集に就て
築地小劇場に「役の行者」を看る
木の国
素人の見物
浜木綿
銀座
『田園の憂鬱』を公にするまで
ノートから
小説家の戯曲と連作小説の可否其他
三十一文字といふ形式の生命
文体の事、その他
大衆文芸私見
イヒ・ロオマンのこと
つまらない映画二つ
文字の漫画
文芸家の生活を論ず
天上聖母のこと
寸感
飾窓を見る事の面白さ