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『白隠禅師の読み方』栗田勇(祥伝社黄金文庫)

『白隠禅師の読み方―今に甦る「心と体の調和―内観法」の極』栗田勇(祥伝社黄金文庫)

2001年
290頁




目次(収録作品)

白隠禅師と出会う-迫りくる老死へのおそれ、そして「呼吸法」/富士の麓に生まれて-白隠が生まれた風土の原風景/白隠を打ちのめした正受老人-厳しい修行と悟り、ついに白隠、病に倒れる/『夜船閑話』の内観法-江戸時代からの隠れたベストセラー『夜船閑話』/龍沢寺の秋の一日-白隠の書画から迫ってくる異様な魅力/私の不思議な体験をたずねて-現代の白幽仙人・石井幸山師/不老長寿の秘術を求めて-丹田呼吸法の聖典・『夜船閑話』のエッセンス/秘法中の秘法『軟酥の法』-「真人は踵で息をする」/私の白幽子探索の旅-はたして白幽子はフィクションか/恨みつらみが天を飛んでゆく-名僧・白隠を生んだ正受老人の教訓/白隠の禅と現代

『道元の読み方』『良寛の読み方』に続くシリーズ第3弾!
悩んだらこの方法をやってみろ。嘘だと思う前に、まず始めてみろ!

「わしの云うことが嘘だったらこの首をやる」
 素直にいおう。七年ほどまえ私は、原因不明の不治の病に似た症状で、絶望していた。私は、そのとき白隠禅師に救われたといってもいい。手のつけようもない病で藁(わら)をもつかむ心境でひらいた頁(ページ)には「わしの云うことをやってみろ。わしの云うことが嘘だったらこの首をやる」といわれている。
 しかも、その秘法というのが「呼吸法」と「内観法」だ。心を腹にあつめて静かに複式呼吸をするだけだ。いま、原書を片手に自分の本を読み直し内観法にとりくむ決心をした。

白隠さんは私たちの幸せを願って生涯を賭(か)けた。その極意は、心身の一致、丹田(たんでん)呼吸法をます始めよということだった。こういうと簡単に聞こえますが、背景には東洋5000年の歴史があり、釈尊(しゃくそん)の教えの道があったのです。 (「はじめに」より)

出典:祥伝社公式サイト

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