『日暮硯 現代口語訳 信濃古典読み物叢書10』信州大学教育学部附属長野中学校編(信州教育出版社)
単行本・A5判
1992年10月20日初版発行
157頁
目次(収録作品)
日暮硯前史―松代藩の歴史と田村記
田村記(寛延四年未田村騒動記)
日暮硯
松代藩で田村半右衛門が百姓に重い負担を強いた。これに対し百姓一揆が起こったが、これを「田村騒動」と呼ぶ。この騒動の説話の口語訳(現代語訳)「田村記」。
それから、この「田村記」のバリエーションとも言える「日暮硯」の口語訳(現代語訳)を収めた書。
原文はなし。
筆者は、「日暮硯」を目当てで本書を手にしたが、「田村記」の方が話としてもまとまっていて、よい。
なかなかおすすめ。
[筆者注]
本書、数か所すべて「荒げる」となっているのが、気になった。「荒らげる」である。