『保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020‐2021』関なおみ(光文社新書)
2021年
408頁
目次(収録作品)
はじめに――ミッション・インポッシブル(もしくは、闘う公衆衛生医師)――
プロローグ 1月23日深夜から東京は戦争状態に突入した
第1章 第1波 2020年1月から6月まで
第2章 第2波 7月から11月まで
第3章 第3波 12月から2021年3月まで
第4章 第4波・第5波 4月から現在
最終章 残された課題
巻末特別対談
「病院から見たコロナ、保健所から見たコロナ」
大曲貴夫(国立国際医療研究センター病院)×関なおみ
あとがき――叶えられた祈り――
2020年1月23日深夜から、東京は戦争状態に突入した。そしてその2020年から21年にかけて、保健所と東京都庁の感染症対策部門の課長として新型コロナ対策の第一線に立ち、指揮を執り続けた公衆衛生医師がいた。ミッションはただ一つ、つぶれないこと。戦場にたとえていうならば、とにかく生き延びることである。
本書は、メモ魔・手紙魔で、日記を書かないと眠れず、読むことより書くことに依存している「活字中毒者」である公衆衛生医師が、未曽有の事態の中で経験したことを、後世に伝えるためにつぶさに記録したものである。
巻末では、新型コロナ発生時から医療の最前線で闘う大曲貴夫医師(国立国際医療研究センター、東京都医療アドバイザー)との特別対談も収録。出典:光文社公式サイト