『日本の名随筆』(全100巻、別巻全100巻)(作品社)
B6判・函入り
明治以降の各界著名人による随筆を巻ごとにテーマを設けて編集した随筆集のシリーズ。
『日本の名随筆 別巻21 巡礼』早坂暁編(作品社)
1992年11月
260頁
目次(収録作品)
夏目漱石 入社の辞
鈴木信太郎 停年設計の無計画
福原麟太郎 停年教授閑暇あり
河盛好蔵 神よ守り給え
鍵谷幸信 最終講義
池田弥三郎 わたしの魚津行き
鈴木健二 晴耕雨読は必要であるか(抄)
庄野潤三 憂しと見し世ぞ
黒田三郎 NHKをやめる
袖井孝子 神話の崩壊
安部公房 委託殺人
柴田錬三郎 五十五歳
大宅壮一 定年退職
常盤新平 長すぎた助走
青木雨彦 毎日が定年
黒井千次 定年を迎え撃つ人々
扇谷正造 浪人学あるいは老人学入門
田辺聖子 男と粗大ゴミ
寺島アキ子 妻と夫の“定年後”
岡田誠三 屋敷神との対決
吉武輝子 自己発見のひとり旅に出た夫
落合東朗 ぼくは名誉教授です
諸井薫 定年幻想
土岐雄三 “偉い人”ほどひどくこたえる
幸田文 身にしみる日
吉行あぐり 夫と二人、気ままな生活
獅子文六 隠居の仕損じ
山口瞳 隠居志願
三浦朱門 引き際
城山三郎 土光さんの庭
山田智彦 かつて定年後の過ごし方は隠居だった
種田山頭火 四国遍路日記(抄)
久保田万太郎 にはかへんろ記
井伏鱒二 へんろう宿
上林暁 納経 「田舎土産」より
高群逸枝 娘巡礼記 三十九~四十三
円地文子 讃岐から阿波へ
横田不二子 母娘の四国遍路旅
柳原和子 たたり
西岡寿美子 生の重さ背負いて往くへんろ杖
第二十九番~第三十四番
時実新子 団蔵入水/さいごの舞台
尾崎放哉 海
平林たい子 思想と男性を遍歴した青春
藤枝静男 西国三ヵ所
西脇順三郎 西国巡礼
杉本苑子 青岸渡寺 第一番
磯田光一 古寺巡礼の文学者たち
白洲正子 聖林寺から観音寺へ
阿部謹也 私の旅 中世の旅
徳富蘆花 馬上三日の記 エルサレムよりナザレへ
小川国夫 サンチャゴ巡礼
鈴木剛・細川将 日本回教徒のメッカ巡礼記(抄)
三浦哲郎 人里風土記 四国路の春
永六輔 僕のいる絵葉書(抄)
村上護 遍路幻想 『遍路まんだら』プロローグ
早坂暁 春子の人形