スポンサーリンク

『斜陽日記』太田静子(朝日文庫)

『斜陽日記』太田静子(朝日文庫)

2012年6月30日初版発行
236頁

原本は『斜陽日記』(1948・石狩書房)。




著者は、歌人、作家。
太宰治の愛人のひとりで、太宰から小説の題材のために日記を提供することを頼まれ、それを元に『斜陽』が書かれた。その日記が本書。

著者と母の暮らしを描いている。

小説のように読める。
著者は、上流階級に属するひとなので丁寧な言葉遣いで書かれているのが興味深い。
ヘタな小説よりはよっぽど読む価値はある。

ただ、苦労している人や人並み以上に頑張っている人には、不快に思う部分もあるかと思う。上流階級のひとの意識の部分などが。

[関連]
『斜陽日記』太田静子(1998・小学館文庫)
amazon

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange