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『なぜ私たちは過去へ行けないのか―ほんとうの哲学入門』加地大介(哲学書房)

『なぜ私たちは過去へ行けないのか―ほんとうの哲学入門』加地大介(哲学書房)

2003年
264頁




目次(収録作品)

第1章 なぜ私たちは過去へ行けないのか(ターミネーター2/限りなくおいしいワイン/「ターミネーター2」の謎/過去は引き起こせる…ロンドンの宿命論と踊る酋長 ほか)

第2章 なぜ鏡は左右だけ反転させるのか(鏡像反転の謎/鏡は上下も左右も反転させない/ノボル君の悩み/鏡は上下も左右も反転させる ほか)

「ターミネーター2」というタイムトラベル映画に潜む数々の謎、鏡像が示 す左右反転の謎という、身近な題材を入り口にして、ユーモアに満ちた物語風の軽快な語り口に乗せられているうちに、知らぬ間に「時間とは何か」「空間とは何か」という、形而上学の深奥に位置する問題にまで導かれてしまう、不思議な哲学入門書です。それでいて、そこで展開されている議論は、専門家の目にも十分耐え得るオリジナリティに溢れています。「ほんとうの哲学入門」という副題を付けたゆえんです。
 ちょっと難所かな、と思える部分も少し含まれていますが、じっくりゆっくり読めば専門的知識がなくてもちゃんと理解できるように書かれていますので、ぜひ若い世代の皆さんに読んでいただきたい本です。

アマゾン商品説明より

※哲学書房は2016年廃業。

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