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『中世の覚醒』リチャード・E. ルーベンスタイン(ちくま学芸文庫)

『中世の覚醒―アリストテレス再発見から知の革命へ』リチャード・E. ルーベンスタイン、小沢千重子訳(ちくま学芸文庫)

2018年
580頁




目次(収録作品)

序章 中世のスター・ゲート―西ヨーロッパの覚醒
第1章 「知恵者たちの師」―アリストテレスの再発見
第2章 「レディ・フィロソフィー」の殺人―古代の知恵はいかにして失われ、ふたたび見出されたか
第3章 「彼の本には翼が生えている」―ピエール・アベラールと理性の復権
第4章 「そなたを打ち殺す者は祝福されるだろう」―アリストテレスと異端
第5章 「ほら、ほら、犬が吠えている」―アリストテレスとパリ大学の教師たち
第6章 「この人物が知解する」―パリ大学における大論争
第7章 「オッカムの剃刀」―信仰と理性の分離
第8章 「もはや神が天球を動かす必要はない」―アリストテレスと現代の世界

12世紀の中世ヨーロッパ、一人の哲学者の著作が再発見され、社会に類例のない衝撃を与えた。そこに記された知識体系が、西ヨーロッパの人々の思考様式を根底から変えてしまったのである。「アリストテレス革命」というべきこの出来事は、変貌する世界に道徳的秩序と知的秩序―信仰と理性の調和―を与えるべく、トマス・アクィナスをはじめ、キリスト教思想家たちを激しい論争の渦へと巻き込んでいった。彼らの知的遺産は、現代にどのような意義を持つのであろうか。政治活動の発展と文化的覚醒が進んだ時代の思想を物語性豊かに描いた名著。

出典:筑摩書房公式サイト

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