『真理と過去』マイケル・ダメット、藤田晋吾・中村正利訳(勁草書房)
2004年
206頁
目次(収録作品)
第一章 真理という概念
第二章 真理概念の不可欠性
第三章 過去についての言明
第四章 過去時制の意味論
第五章 時間の形而上学
第六章 真理:否定者と擁護者
本書は2002年にコロンビア大学で行なったジョン・デューイ記念講義「真理と過去」に加筆し、B・ウイリアムズに関連した論稿一篇を加えて成った。ダメットの現在の考えを理解するには手頃である。著書の長年の主張は過去に対する反実在論である。本書でもその立場は基本的に変らないが、論点を広げ丁寧で説得力ある議論を展開している。
出典:勁草書房公式サイト