改版1958年
225頁
目次(収録作品)
二十日鼠
平和的玩具
肥った牡牛
狼少年
話上手
七番目の若鶏
運命
開いた窓
宵闇
ビザンチン風オムレツ
休養
マルメロの木
親米家
十三人目
家庭
セルノグラツの狼
おせっかい
ある殺人犯の告白
ラプロシュカの霊魂
七つのクリーム壷
盲点
ビルマで生れ、幼時に母と死別して故国イギリスの厳格な伯母の手で育てられたサキ。豊かな海外旅行の経験をもとにして、ユーモアとウィットの糖衣の下に、人の心を凍らせるような諷刺を隠した彼の作品は、ブラックユーモアと呼ぶにふさわしい後味を残して、読者の心に焼きつく。「開いた窓」や「おせっかい」など、日本のSFやホラー作品にも多大な影響をあたえた代表的短編21編。
出典:新潮社公式サイト
[関連]
『サキ傑作集』河田智雄訳(岩波文庫)