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『正義論概説』森末伸行(中央大学出版部)

『正義論概説(法哲学体系講義)』森末伸行(中央大学出版部)

1999年
159頁




目次(収録作品)

法と正義 ―この世に正義はあるか
1.正義を考える理由
2.「法と正義」と「法における正義」
3.「正しい法」への問い

正義と自然法 ―正義は客観的に存在するか
1.正義の客観的実在性
2.自然法と自然法論

正義論の系譜 ―正義とはなにか
1.正義の女神
2.善の観念
3.正義観念の歴史
4.現代正義論

西洋正義論の源流 ―アリストテレスの正義論
1.倫理と政治
2.全体としての正義と部分としての正義

リベラリズムの正義論 ―ロールズと平等
1.功利主義批判
2.フェアであるという正義

リバタリアニズムの正義論 ―ノージックと自由
1.最小国家
2.配分的正義への批判
3.メタ・ユートピア

想像力の正義論 ―市場の論理と倫理を越えて
1.合理的なエゴイスト
2.平等
3.自由
4.想像力の正義論

正義と善との関わり、市場社会における自由と平等、これを超える可能性、こうした事象を俯瞰出来るよう工夫されたテキストで、前半を正義を考えるための準備と、それを兼ねて昔の偉人がいっていたことの整理に充て、後半がフリー・マーケットシステムにおける正義を、自由と平等をキーワードに探っていく。
好評を博している「法哲学体系講義」シリーズの第3弾。

出典:中央大学出版部公式サイト

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