『政治的なものの概念』カール・シュミット、権左武志訳(岩波文庫)
2022年
289頁
目次(収録作品)
政治的なものの概念(一九三二年版)
1 国家的と政治的
2 政治的なものの基準としての味方と敵の区別
3 敵対関係の現象形態としての戦争
4 政治的統一の形式としての国家、多元主義による疑問視
5 戦争と敵に関する決定
6 世界は政治的統一でなく、政治的多元体である
7 政治理論の人間学的前提
8 倫理と経済の両極による脱政治化
後記
政治的なものの概念(一九三三年版)
序
1 政治的なものの基準としての味方と敵の区別
2 敵対関係の現象形態としての戦争
3 続
4 政治的統一の形式としての国家、多元主義による疑問視
5 戦争と敵に関する決定
6 続
7 世界は政治的統一でなく、政治的多元体である
8 政治理論の人間学的前提
9 倫理と経済の両極による脱政治化
10続
政治的なものの概念(一九六三年版)
序文
補遺二「戦争概念と敵概念の関係」(一九三八年)
注記
政治的なものの本質を「味方と敵の区別」に見出したカール・シュミット(1888-1985)の代表作。1932年版と33年版を全訳し、各版での修正箇所を示すことで、初出論文である27年版からの変化をたどれるように編集。さらに63年版の序文や補遺等も収録した。行き届いた訳文と解説によって、「第三帝国の桂冠法学者」の知的軌跡が浮かび上がる。
本書表紙(カバー)より
[関連]
『政治的なものの概念』カール・シュミット、田中浩・原田武雄訳(1970・未来社)
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『カール・シュミット著作集』(慈学社出版)