『精神と自然―生きた世界の認識論』グレゴリー・ベイトソン、佐藤良明訳(岩波文庫)
2022年
446頁
目次(収録作品)
1 イントロダクション
2 誰もが学校で習うこと
3 重なりとしての世界
4 精神過程を見分ける基準
5 重なりとしての関係性
6 大いなるストカスティック・プロセス
7 類別からプロセスへ
8 それで?
付記―時の関節が外れている
私たちこの世の生き物すべてを、片やアメーバへ、片や統合失調症患者へ結びつけるパターンとは? 日常の思考の前提を問い直し、二重記述、論理階型、散乱選択といった道具立てによって、発生も進化も学習も病理も包み込むマインドの科学を探究したベイトソン(1904-80)。そのエコロジカルな認識論の到達点を自ら語った入門書。
本書表紙(カバー)より