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『精神の生態学へ』グレゴリー・ベイトソン(岩波文庫)

『精神の生態学へ』(上中下)グレゴリー・ベイトソン、佐藤良明訳(岩波文庫)

上巻

2023年
364頁

目次(収録作品)

序章 精神と秩序の科学

第一篇 メタローグ
 物はなぜゴチャマゼになるのか
 フランス人は、なぜ?
 ゲームすること、マジメであること
 知識の量を測ること
 輪郭はなぜあるのか
 なぜ白鳥に?
 本能とは何か

第二篇 人類学研究における形式とパターン
 文化接触と分裂生成
 民族の観察データから私は何を考えたか
 国民の士気と国民性
 バリ――定常型社会の価値体系
 プリミティヴな芸術のスタイルと優美と情報

第二篇へのコメント
 ベイトソンの歩み(Ⅰ)――訳者

現象に内在する精神とは? 精神のエコロジーとは? 科学と哲学をつなぐ基底的な知の探究を続けたベイトソンの集大成。その生涯にわたる思索の足取りをたどる。上巻はメタローグ・人類学篇。頭をほぐす父娘の対話から、隠喩と類比を信頼する思考の方法、集団間の緊張を高める「分裂生成」の型とそれを回避する「プラトー」の概念まで。

出典:岩波書店公式サイト


中巻

2023年
398頁

第三篇 関係性の形式と病理
 社会のプラニングと第二次学習の概念
 遊びと空想の理論
 疫学の見地から見た統合失調
 統合失調症の理論化に向けて
 統合失調症のグループ・ダイナミクス
 統合失調症の理論に要求される最低限のこと
 ダブルバインド,一九六九
 学習とコミュニケーションの論理的カテゴリー
 “自己”なるもののサイバネティクス――アルコール依存症の理論
 第三篇へのコメント

 ベイトソンの歩み(Ⅱ)――訳者


下巻

2023年
426頁

第四篇 生物学と進化論
 生物学者と州教育委の無思考ぶり
 進化における体細胞的変化の役割
 クジラ目と他の哺乳動物のコミュニケーションの問題点
 「ベイトソンのルール」再考
 第四篇へのコメント

第五篇 認識論と生態学
 サイバネティクスの説明法
 冗長性とコード化
 目的意識 対 自然
 目的意識がヒトの適応に及ぼす作用
 形式,実体,差異
 第五篇へのコメント

第六篇 神のエコロジーの危機
 ヴェルサイユからサイバネティクスへ
 エピステモロジーの病理
 環境危機の根にあるもの
 都市文明のエコロジーと柔軟性

 ベイトソンの歩み(Ⅲ)――訳者
 序文(一九九九)――メアリー・キャサリン・ベイトソン
 グレゴリー・ベイトソン全書誌
 索引


[関連]
『精神の生態学』グレゴリー・ベイトソン、佐藤良明訳(2010・新思索社)

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