『ファンタジーを読む〈子どもとファンタジー〉コレクション1』河合隼雄、河合俊雄編(岩波現代文庫)シリーズ全6冊
2013年
288頁
定価:1,078円(税込)
目次(収録作品)
1 キャサリン・ストー『マリアンヌの夢』
2 ルーマー・ゴッデン『人形の家』
3 A・リンドグレーン『はるかな国の兄弟』
4 ポール・ギャリコ『七つの人形の恋物語』
5 フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』
6 メアリー・ノートン『床下の小人たち』
7 M・マーヒー『足音がやってくる』
8 ル=グウィン『影との戦い ゲド戦記1』
9 ル=グウィン『こわれた腕環 ゲド戦記2』
10 ル=グウィン『さいはての島へ ゲド戦記3』
ファンタジー文学は空想への逃避ではなく,時に現実への挑戦ですらある.それは妄想ともつくり話とも違う.すぐれたファンタジー文学は,読み手自身のファンタジーを呼び起こし,何らかの課題をもって読み手に挑戦してくる――.心理療法家が,ストー,ゴッデン,リンドグレーン,ギャリコ,ピアス,ノートン,マーヒー,ル=グウィンを読む.(解説=河合俊雄)
出典:岩波書店公式サイト
下記の本の岩波現代文庫版。ただし、3章分が収められていない。(第5章 アイデンティティを深める―カニグズバーグ『エリコの丘から』、第9章 「もう一つの国」がある―マクドナルド『北風のうしろの国』、第10章 真実の旅―ボスコ『犬のバルボッシュ』)
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