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『空海コレクション』(ちくま学芸文庫)

『空海コレクション1 秘蔵宝鑰 弁顕密ニ教論』空海、宮坂宥勝監(ちくま学芸文庫)シリーズ全4冊

2004年
417頁

目次(収録作品)

秘蔵宝鑰
弁顕密二教論

空海が初めてわが国に請来したインド直伝の密教とはなにか?主著『秘密曼荼羅十住心論』の精髄を略述した『秘蔵宝鑰』および顕教と密教とを比較対照して、密教のすぐれていることを明らかにした『弁顕密二教論』を収録する。空海は、『秘蔵宝鑰』で、儒教・道教・バラモン教・インド諸哲学・大小乗の仏教・最澄の天台宗に至るまで、すべての思想・哲学・宗教が大きな密教の実践体系の中に包まれて、それぞれが生かされている、と説く。そして、空海の十住心体系は、われわれの心の世界の展開、精神の発達段階を明示したものであり、全体がマンダラ世界の実相そのものである。

出典:筑摩書房公式サイト


『空海コレクション2 即身成仏義 声字実相義 吽字義 般若心経秘鍵 請来目録』空海、宮坂宥勝監(ちくま学芸文庫)

2004年
485頁

即身成仏義
声字実相義
吽字義
般若心経秘鍵
請来目録

空海の樹立した真言密教の根本思想とはなにか?空海は『即身成仏義』で、宇宙の森羅万象を、法身大日如来の顕現と見、宇宙の真実相を、六大・四曼・三密の三方面より解明して、密教的成仏を説き明かした。『声字実相義』では、六塵(色・声・香・味・触・法)がことごとく文字であり、声字はそのまま実相であるとする。また、『吽字義』では、吽という一字の中に実在の根源を求め、真言密教の至極の境地を明らかにする。なお、真言密教の立場から注釈して、『般若心経』は大般若菩薩のさとりの境地を説いた密教であるとした『般若心経秘鍵』と密教求得の帰国報告書である『請来目録』を収録。

出典:筑摩書房公式サイト


『空海コレクション3 秘密曼荼羅十住心論〈上〉』空海、福田亮成 校訂・訳(ちくま学芸文庫)

2013年
626頁

帰敬序
大綱序
異生羝羊住心第一
愚童持斎住心第二
嬰童無畏住心第三
唯蘊無我住心第四
抜業因種住心第五

日本仏教史上もっとも雄大な思想を展開した空海の主著。新校訂の読み下し文と、適切な語釈、理解しやすい現代語訳によって構成。本能のままに生きる人間のありかたから、やがて道徳心が芽生え、素朴な宗教心につながり、仏教と邂逅、そして密教へと向上していく精神のありかたを、心の十の発展段階(十住心)として体系的に説く。そしたまた、儒教・道教・仏教・インド思想など、当時知られていた、世界のあらゆる思想や宗教を摂取して位置づけ、奥深い秘密曼荼羅法教(密教)の玄妙なる旨趣の真の意味を解明する。
上巻は、本能的人間の第一住心から、小乗仏教の世界の第五住心までを収録。
下巻は、唯識、中観、天台、華厳を経て、法身大日如来の真実の教え密教までを収録。

出典:筑摩書房公式サイト


『空海コレクション4 秘密曼荼羅十住心論〈下〉』空海、福田亮成 校訂・訳(ちくま学芸文庫)

2013年
595頁

巻第六 他縁大乗住心第六
巻第七 覚心不生住心第七
巻第八 一道無為住心第八
巻第九 極無自性住心第九
巻第十 秘密荘厳住心第十

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