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『おばけずき 鏡花怪異小品集』(平凡社ライブラリー)

『おばけずき 鏡花怪異小品集』泉鏡花、東雅夫編(平凡社ライブラリー)

2012年
366頁




目次(収録作品)

1 序篇(おばけずきのいわれ少々と処女作)
2 小説篇(夜釣/通い路/鎧/五本松/怪談女の輪/傘)
3 随筆篇(露宿/十六夜/間引菜/くさびら/春着/雛がたり/城崎を憶う/木菟俗見)
4 百物語篇(黒壁/妖怪年代記/百物語/百物語(「雑句帖」より)/赤インキ物語/春狐談/『新選怪談集』序/『怪談会』序/一寸怪/妖怪画展覧会告条/除虫菊ー「身延の鶯」より)
5 談話篇(柳のおりゅうに就て/たそがれの味/怪異と表現法/事実と着想/旧文学と怪談/古典趣味の行事ー「七夕祭と盆の印象」)

「泉のやつ、またはじまった」と仲間にいわれるほど無類のおばけずき。長短篇小説や戯曲で名高い鏡花だが、一方で怪異にまつわる小品群もまた格別に味わい深い。小説をはじめ、随筆・紀行、創作とも実話ともつかない逸品まで、喜々として異界に遊ぶ鏡花文学の知られざる真髄を編む。

出典:平凡社公式サイト

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