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『超国家主義の論理と心理 他八篇』丸山真男(岩波文庫)

『超国家主義の論理と心理 他八篇』丸山真男(丸山眞男)、古矢旬編(岩波文庫)

2015年
576頁




目次(収録作品)

1 日本のファシズム(超国家主義の論理と心理/日本ファシズムの思想と運動/軍国支配者の精神形態)
2 戦後世界の革命と反動(ファシズムの現代的状況/E.ハーバート・ノーマンを悼む/「スターリン批判」における政治の論理/反動の概念ーひとつの思想史的接近)
3 現代世界への基礎視角(ナショナリズム・軍国主義・ファシズム/現代文明と政治の動向)

日本ナショナリズムは,なぜ超国家主義(ウルトラ・ナショナリズム)へと突き進んだのか? 敗戦の翌年,日本軍国主義の精神構造に真っ向から対峙し,抑圧が下位に移されていく「抑圧委譲の原理」,それゆえの「無責任の体制」などを鋭く指摘し丸山の名を一躍高めた表題作.他に,冷戦下でのマルクス主義再検討など,著者の原点たる戦後10年の論考を集成.

出典:岩波書店公式サイト

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