『母国は日本、祖国は台湾―或る日本語族台湾人の告白』(シリーズ日本人の誇り3)柯徳三(桜の花出版)
2005年
265頁
目次(収録作品)
第1章 日本人になった祖父(三世代にわたる日本との関わり/清朝から日本時代へ ほか)
第2章 祖父・父と日本(日本で台湾語を教える/祖父の遺したもの ほか)
第3章 学生時代の恩師(東京に生まれる/台湾語と日本語の中で育つ ほか)
第4章 軍医となって(日米開戦/思想の統制が厳しくなる ほか)
第5章 母国は日本、祖国は台湾(母国は日本、祖国は台湾/失われつつある日本精神 ほか)
日本で生まれ、日本で養われ、25歳まで日本人だった著者が語り継ぐ「日本精神」。そして、アイデンティティを模索し葛藤した日々。現代日本人が知らない様々な真実を語る!
日本は、国体といって日本という国を守る為に多くの人が命を投げ出しました。 護国の為に散っていった人たちが沢山いました。国に対する思いというのは、小さい頃からの教育に負うところが大きいのです。それに引き替え、今の日本人 は、戦後骨抜きにされています。国の為に何かしようなどとは考えもせず、自分 さえ良ければいい、自分が全て、という人間が多すぎます。
私は、日本教育を受けて日本式の考え方しか出来ません。 軍国教育が良かったなどと言うつもりはありませんが、戦前の日本教育には素晴らしい面が沢山ありました。それを全部否定してしまっている戦後日本は、何かがおかしいと思うのです。
出典:桜の花出版公式サイト