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『吃音の世界』菊池良和(光文社新書)

『吃音の世界』菊池良和(光文社新書)

2019年
232頁




目次(収録作品)

第1章 私の吃音体験
第2章 吃音の発症の原因
第3章 吃音治療の歴史と現在
第4章 吃音外来
第5章 吃音と社会のこれから

吃音は、最初の語を繰り返す「連発」(ぼ、ぼ、ぼ、ぼくは)と、最初の言葉を引き伸ばす「伸発」(ぼ―――くは)と、言葉が強制的に発話阻害される「難発」(………ぼくは)の三種類がある。吃音症の人は100人に1人の割合で存在し、日本では約120万人、世界では約7000万人いると言われている。近年、吃音の専門教育を受けた国家資格である言語聴覚士の誕生、障害者の暮らしやすい社会へ向けた市民の意識の変化、そして発達障害者支援法や障害者差別解消法の成立といった時代の変化の中で、吃音者をめぐる状況にも変化が生じている。
幼少期から吃音で悩み苦しんできた医師が、吃音の当事者のみならず、私たちがより多様な社会を生きるためのヒントを伝える。

出典:光文社公式サイト

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