『小倉昌男 祈りと経営―ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』森健(小学館)
2016年
270頁
定価:1,760円(税込)
目次(収録作品)
序章 名経営者の「謎」
第1章 私財すべてを投じて
第2章 経営と信仰
第3章 事業の成功、家庭の敗北
第4章 妻の死
第5章 孤独の日々
第6章 土曜日の女性
第7章 子どもは語る
第8章 最期の日々
2005年6月に亡くなったヤマト運輸元社長・小倉昌男。
「宅急便」の生みの親であり、ビジネス界不朽のロングセラー『小倉昌男 経営学』の著者として知られる名経営者は、現役引退後、私財46億円を投じて「ヤマト福祉財団」を創設、障害者福祉に晩年を捧げた。しかし、なぜ多額の私財を投じたのか、その理由は何も語られていなかった。取材を進めると、小倉は現役時代から「ある問題」で葛藤を抱え、それが福祉事業に乗り出した背景にあったことがわかってきた――。
著者は丹念な取材で、これまで全く描かれてこなかった伝説の経営者の人物像に迫った。驚きのラストまで、息をつかせない展開。第22回小学館ノンフィクション大賞で、賞の歴史上初めて選考委員全員が満点をつけた大賞受賞作。
出典:小学館公式サイト
[関連・参考]
『小倉昌男 祈りと経営―ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』森健(2019・小学館文庫)
『経営はロマンだ! ―私の履歴書』小倉昌男(2003・日経ビジネス人文庫)
『小倉昌男 経営学』小倉昌男(1999・日経BP)