『植物は〈未来〉を知っている―9つの能力から芽生えるテクノロジー革命』ステファノ・マンクーゾ(NHK出版)
2018年
304頁
目次(収録作品)
第1章 記憶力―脳がなくても記憶できる
第2章 繁殖力―植物からプラントイドへ
第3章 擬態力―すばらしい芸術
第4章 運動能力―筋肉がなくても動く
第5章 動物を操る能力―トウガラシと植物の奴隷
第6章 分散化能力―自然界のインターネット
第7章 美しき構造力―建築への応用
第8章 環境適応能力―宇宙の植物
第9章 資源の循環能力―海を耕す
動かずに生きる道を選んだ植物は、かわりにさまざまな能力を磨くことで未来を切り拓いてきた。記憶力や特殊な運動能力、さらには人間もまねできない擬態力やインターネットのような分散化能力まで─。今や地球上のあらゆる場所で繁栄する彼らは、いわば生物界の超エリートだ。過酷な環境にも適応し、共存していくその能力に、今こそ人間も学べることがあるのでは? 宇宙開発や環境問題の解決のために活用できたら、私たちの未来は、どのように変わるだろうか?
最新の科学で、〈植物と人間の驚異の未来〉を刺激的に描きだした野心作!
出典:NHK出版公式サイト
[参考]
『植物は〈知性〉をもっている―20の感覚で思考する生命システム』ステファノ・マンクーゾ、アレッサンドラ・ヴィオラ、 マイケル・ポーラン、久保耕司訳(2015・NHK出版)