スポンサーリンク

『日本人が知らない「スーホの白い馬」の真実』ミンガド・ボラグ(扶桑社新書)

『日本人が知らない「スーホの白い馬」の真実』ミンガド・ボラグ(扶桑社新書)

2021年
269頁




目次(収録作品)

第1章 「スーホの白い馬」が日本に伝わった背景
第2章 階級闘争的な中国の創作文学
第3章 プロパガンダにゆがめられた民族文化
第4章 「スーホの白い馬」が伝えるモンゴル文化
第5章 満洲国から中国へ、翻弄され続けるモンゴル民族

社会主義イデオロギーのもとで量産された階級闘争的な「革命物語」はいかにして日本に浸透したのか?

2016年刊『スーホの白い馬の真実 ─モンゴル・中国・日本それぞれの姿』(風響社/第41回日本児童文学学会奨励賞を受賞)の加筆・新書化企画。
民話「スーホの白い馬」は、小学生の国語の時間(光村図書出版・小学校国語教科書「こくご」二・下1965年度版 初掲載)、あるいは、絵本『スーホの白い馬』(福音館書店1967年初版2016年10月発行)により、日本では子どもから大人まで広く知られている、モンゴルの少年と白い馬の伝説である。
少年が可愛がっていた馬が王様に殺され、その馬の骨で作ったという馬頭琴という楽器の物語を読み、遠い国に思いを馳せる子供たちはいまも多い。
ところが昨今、日本と関わる機会が増えたモンゴル人たちが気づいたところによると、「これはモンゴルの民話ではない」という。
内モンゴル出身の著者は、丹念にこの日本語訳者や出版社に取材し、物語が出来上がった経緯とともに中国のつくり話であったことを解明していく。

出典:扶桑社公式サイト


[関連]
『「スーホの白い馬」の真実―モンゴル・中国・日本それぞれの姿』ミンガド・ボラグ(2016・風響社)
amazon  楽天

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange