2013年6月20日初版発行
246頁
著者は、官僚・民俗学者。(1875-1962)
本書は、日本人の「先祖」という観念、死後の観念を説いたもの。
(p.67)
「私がこの本の中で力を入れて説きたいと思う一つの点は、日本人の死後の観念、すなわち霊は永久にこの国土のうちに留まって、そう遠方へは行ってしまわないという信仰が、恐らくは世の初めから、少なくとも今日まで、かなり根強く持ち続けられているということである。」
興味のあるテーマだが、本書は分かりづらい。また、主張の論拠が乏しいところがある。