『戦後日本思想大系5 国家の思想』編集・解説 吉本隆明(筑摩書房)全16巻
1969年
413頁
目次(収録作品)
解説 天皇および天皇制について 吉本隆明/p3
I 法的国家論
族長法と王法 石母田正/p41
古典における罪と制裁 井上光貞/p51
天津罪国津罪再論 石尾芳久/p72
II 政治的国家論
天皇制 藤田省三/p95
『天皇制に関する理論的諸問題』より 神山茂雄/p103
日本国家論 志賀義雄/p140
個人意志・階級意志・国家意志の区別と連関 三浦つとむ/p153
マルクス主義と国家の問題 津田道夫/p181
大衆国家の成立とその問題性 松下圭一/p191
『天皇制ファシズム論』より 中村菊男/p224
武装せる天皇制 林房雄/p250
III 思想的国家論
戦争責任と天皇の退位 大山郁夫/p275
日本の皇室 津田左右吉/p282
天皇の戦争責任 村上兵衛/p300
大東亜戦争の思想史的意味 上山春平/p317
IV 文化的国家論
乃木伝説の思想 橋川文三/p331
わたしのアンソロジー 鶴見俊輔/p349
祖国について 石原慎太郎/p357
文化防衛論 三島由紀夫/p376
執筆者略歴/p405
「国家の思想」関係年表/p409