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『須弥山と極楽―仏教の宇宙観』定方晟(ちくま学芸文庫)

『須弥山と極楽―仏教の宇宙観』定方晟(ちくま学芸文庫)

2023年
224頁




目次(収録作品)

1章 人間は宇宙をどう把えたか
2章 仏教の“地獄と天界?
3章 極大の世界と極微の世界
4章 仏教宇宙観の底を流れるもの
5章 西方浄土の思想  
6章 地獄はどう伝えられたか
7章 仏教の宇宙観と現代

補注と訂正 
ちくま学芸文庫版へのあとがき 
解説 「仏教の面白さ」を伝える名著(佐々木閑)

須弥山とは、高さ約56万キロメートル、天神らが暮らす想像上の高峰である。5世紀頃インドで書かれた仏教論書『俱舎論』はこの須弥山を中心とする壮大な宇宙を描き出し、仏教が宇宙をどう捉えたかを詳細に解説した。本書は、『俱舎論』を基礎に他説も参照し、仏教宇宙観を簡明に記す。人間より優るが欲望の虜である天神とはいかなる存在か。「蛆虫に骨をうがたれる」といった地獄の責苦、世界を構成する四大と極微、宇宙の消滅と生成のサイクルなど、幅広く解説。後代に現れる極楽浄土の思想をも取り上げて、人生を苦とし、輪廻と解脱の思想を根底とするこのユニークな体系の変遷をたどる。長年読み継がれてきた入門書。

アマゾン商品説明より


[関連]
『須弥山と極楽―仏教の宇宙観』定方晟(1973・講談社現代新書)
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