『「月給100円サラリーマン」の時代―戦前日本の〈普通〉の生活』岩瀬彰(ちくま文庫)
2017年
304頁
定価:880円(税込)
目次(収録作品)
第1章 お金の話―基準は「月給百円」
第2章 戦前日本の「衣・食・住」
第3章 就職するまで
第4章 サラリーと昇進の「大格差」
第5章 ホワイトカラー以外の都市生活
終章 暗黙の戦争支持
解説 戦前庶民文化史の名ガイド パオロ・マッツアリーノ
戦前社会が「ただまっ暗だったというのは間違いでなければうそである」(山本夏彦)。戦争が間近に迫っていても、庶民はその日その日をやりくりして生活する。サラリーマンの月給、家賃の相場、学歴と出世の関係、さらには女性の服装と社会的ステータスの関係まで―。豊富な資料と具体的なイメージを通して、戦前日本の「普通の人」の生活感覚を明らかにする。
出典:筑摩書房公式サイト
※本書は、『「月給百円」サラリーマン』を改題し、ちくま文庫化したもの。
[関連]
『「月給百円」サラリーマン―戦前日本の「平和」な生活』岩瀬彰(2006・講談社現代新書)
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