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『鴎外・ドイツみやげ三部作』荻原雄一訳(未知谷)

『鴎外・ドイツみやげ三部作』森鴎外、荻原雄一訳(未知谷)

2018年
166頁




目次(収録作品)

舞姫
うたかたの記
文づかい

解析 河原林晶子

訳者は、文芸評論家、小説家ほか。

本書は、森鴎外のドイツ三部作を現代語訳したもの。原文、注はなく訳文のみ。
原文にはない文章が加えられていて意訳でもあり、訳者の勝手な創作の部分もある。理解を助けるための追加もあるが、勝手な、間違った解釈も散見されよい訳とは思わない。訳文も俗な感じの文章でよくない。

『現代語で読む舞姫』か、手前味噌になるが筆者の私訳をおすすめする。

[筆者注]
初版
(p.33)「定食を持たない若者」。「定職」でしょう。

(p.34)「貧しさのためにへこたりはしなかった」。「へこたれ」では?

[関連]
『現代語で読む舞姫』森鴎外、高木敏光訳(理論社)

筆者も鴎外のドイツ三部作を訳しています。当サイトの支援も兼ねてご購入頂けると幸甚でございます。
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