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『死を前にした人間』フィリップ・アリエス(みすず書房)

『死を前にした人間』フィリップ・アリエス、成瀬駒男訳(みすず書房)

1990年
632頁
定価:8,400円(税別)




目次(収録作品)

第1巻 横臥像の時代
(第1部 われらは皆死にゆく(飼いならされた死/聖人の近くに、教会の近くに)/第2部 己れの死(死期。一つの人生の追憶/来世のための保証/横臥像、跪拝像と霊魂像))
第2巻 野性化した死(第3部 遠くて近い死(引き潮/どくろ絵/死体/生きている死者)/第4部 汝の死(大往生の時代/墓地参詣)/第5部 倒立した死(倒立した死))
結論 四つの主題による五つの変奏

ヨーロッパの中世から現代まで約一千年にわたる、死の迎え方、葬礼、遺言、死後のイメージ、追慕などの起源や変遷が、数多くの図像・遺言書・墓碑銘・文学作品によって、本書では考察される。
そして〈死〉は、五つの類型に整理される。まず、静かな諦観とともに共同体の一員として死んで行く「飼いならされた死」。ついで12世紀に始まる、現世へ執着し自分個人が不幸にも死ぬと感じる「己れの死」。ついで、常に死を身近なものと考えるルネサンス期から18世紀にかけての「遠くて近い死」。19世紀は家族や恋人の死が強い感情を喚び起こすロマン主義的な「汝の死」の世紀である。
では、現代の死は? 医療技術と衛生観念の進歩のもとで死は隠蔽され、瀕死者はもはや死の主体ではない。これをアリエスは「倒立した死」と名づける。
『〈子供〉の誕生』で、日常世界を支配する根深い感情すなわち心性(マンタリテ)の歴史叙述にみごとな成功をおさめた著者による、現代社会と先進文明への思索の結晶である。

出典:みすず書房公式サイト

原題『L’HOMME DEVANT LA MORT』

死を前にした人間

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