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『フィンランド叙事詩 カレワラ』リョンロット編(岩波文庫)

『フィンランド叙事詩 カレワラ』(上下)リョンロット編、小泉保訳(岩波文庫)

上巻

1976年
497頁

目次(収録作品)

序詩 天地創造 ワイナミョイネンの生誕
土の種蒔き 大きな樫の木 オスモの大麦
呪誦競べ
乙女アイノ
ベッラモの乙女の釣り
ヨウカハイネンの復讐
ポホヨラでのワイナミョイネン
ポホヤの乙女 船造り 膝の負傷(1)
膝の負傷(2)
サンポの鍛造〔ほか〕

カレワラは、フィンランド各地でカンテレ(竪琴)に乗せて歌い継がれてきた大民族叙事詩。19世紀初頭、リョンロットにより採集・編纂された原典版からの平明な口語による完訳。豊富な暗喩がちりばめられ、本文中いたるところに晴朗な想像力の自在な展開がみられる。上巻には、第1章序詩、天地創造から、第24章までを収録。

本書表紙(カバー)より


下巻

1976年
480頁

帰還の祝い ワイナミョイネン二回目のトゥオネラ訪問
レンミンカイネンのポホヨラ婚礼旅行
決闘 ポホヨラの主人の死
レンミンカイネンの逃走(1)
レンミンカイネンの逃走(2) 母の隠れ家
レンミンカイネンとティエラ
ウンタモとカレルボ ウンタモラでのクッレルボ
牧童クッレルボ/クッレルボの呪い イルマリネンの妻の死
クッレルボの放浪無宿 クッレルボの帰郷〔ほか〕

鍛冶のイルマリネンは、婚礼の儀式を全て終えて花嫁を伴って帰還した。一方、婚礼の宴に招かれなかったむら気のレンミンカイネンは憤り、復讐を決意し、死の危険が待つポホヨラへと向かう。イルマリネンの妻の死を契機に、カレワラは、クライマックスのサンポ(ポホヨラの秘宝、天の柱の象徴)奪回へと一気に展開する。

本書表紙(カバー)より

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