『私という他人―多重人格の精神病理』H・M・クレックレー、C・H・セグペン、川口正吉訳(講談社+α文庫)
1996年
487頁
目次(収録作品)
それは偏頭痛からはじまった/幻聴をきく/もう一人の女/自分であって自分でないもの/二重人格-その人格交代に直面して/孤独な魂の記憶/意識が途切れた間/「見えない分身」の気配/第二の人格はいつできたか/自殺願望〔ほか〕
自分の中に自分の知らない「私」がいる……「私は誰なのか」……もの静かな若い女性が偏頭痛が治らないといって精神科を訪れた。面接を重ねる精神科医の前で、彼女は突如、まったく別人格をもつ“もう一人の女”に変わった!この多重人格患者の発病から治癒にいたるまでの凄絶な「心の病」との闘いの全記録を主治医が克明に描きだす。人が内面にもつ謎、心のからくりに鋭く迫る快著。
出典:講談社BOOK俱楽部
[関連]
『私という他人―多重人格の精神病理』H・M・クレックレー、C・H・セグペン、川口正吉訳(1973・講談社)
amazon