『同和と銀行―三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録』森功(講談社+α文庫)
2010年
320頁
目次(収録作品)
プロローグ
第1章 飛鳥会事件の深淵
第2章 経済成長期の裏側で
第3章 アングラ取引の隆盛
第4章 政財界との闇ネットワーク
第5章 企業用心棒として
第6章 華やかな舞台の楽屋裏
第7章 バブルの狂乱の末
第8章 どぶに捨てた八〇億円
エピローグ
初めて明かされる「同和のドン」とメガバンクの「蜜月」
●飛鳥会事件、闇に葬られた銀行との蜜月
●たたき上げ銀行員の出世と、引き継ぎノート
●賭けゴルフ、一打150万円のパット
●エリート銀行員「排ガス自殺」の深層
●「銀行を儲けさせただけやないか」大阪府、大阪市の行政をはじめとして、警察、国税、そして芸能界までに太いパイプを持ち、バブル時代の関西圏に多大な影響力を及ぼした財団法人「飛鳥会」理事長・小西邦彦。三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)淡路支店取引先課長に着任した岡野義市の最大の使命は、その「同和のドン」の懐深くに飛び込むことだった――。これまで「謎」「タブー」とされてきた、メガバンクと同和団体幹部の暗部に切り込む超弩級のノンフィクション。
出典:講談社BOOK俱楽部