1981年
334頁
目次(収録作品)
その時分/川ぞいの家/読書の声/再び東京へ/憲法発布の日の雪/明治二十年頃/新しい文学の急先鋒/ゾラの小説/紅葉と露伴/紅葉山人を訪う〔ほか〕
明治14年、花袋が11歳で出京してからほぼ30年間の東京という街の変遷と、その中にあって文学に青春を燃焼させた藤村・独歩・国男ら若い文学者の群像を描く。紅葉・露伴・鴎外ら先輩作家との交流にも触れ、花袋の自伝であるとともに明治文壇史にもなっている。また明治の社会・風俗史としても興味深い。(注・解説=竹盛天雄)
本書表紙より
[関連]
『東京の三十年』田山花袋(1981・岩波文庫)
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