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『母なるもの』遠藤周作(新潮文庫)

『母なるもの』遠藤周作(新潮文庫)

改版1975年
272頁




目次(収録作品)

母なるもの
小さな町にて
学生
ガリラヤの春
巡礼
召使いたち
犀鳥

複雑に屈折した生き方を強いられた隠れ切支丹の姿に、自己の内なる投影を見た作者の魂の表白である表題作など全8編。――裏切り者や背教者、弱者や罪人にも救いはあるか? というテーマを追求する作者が、裁き罰する父なる神に対して、優しく許す“母なるもの”を宗教の中に求める日本人の精神の志向を、自身の母性への憧憬、信仰の軌跡と重ねあわせて、見事に結晶させた作品集。

出典:新潮社公式サイト

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