『科学の世界と心の哲学―心は科学で解明できるか』小林道夫(中公新書)
2009年2月25日初版発行
190頁
目次(収録作品)
第1部 科学の目的と規範
第1章 近代科学の原点―一七世紀における科学革命と近代科学の形成
第2章 科学的知識の三つの基本的規範
第3章 理論的対象の実在性と科学的知識の客観性
第2部 心の存在と哲学―心の哲学は自然化(科学化)しうるか
第1章 近代の心の哲学の原点―デカルトの心の哲学と心身問題
第2章 心の哲学の自然化の問題
第3章 心の存在の実在性と因果性
第4章 自由意志と他者の心
目次に示したように2部構成。第1部は、大学で「科学概論」の名で講義されるような内容。
第2部で、個別のテーマが論じられる。
本書より『〈意識〉とは何だろうか』下條信輔(講談社現代新書)をおすすめする。