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『ラフカディオ・ハーンの神戸クロニクル論説集―『バレット文庫』版 』(恒文社)

『ラフカディオ・ハーンの神戸クロニクル論説集―『バレット文庫』版 』ラフカディオ・ハーン、真貝義五郎訳(恒文社)

1994年12月30日初版発行
287頁
定価:2,427円(税別)




目次(収録作品)

ジェームズ・アンソニー・フルード
オリバー・ウェンデル・ホームズ
アレクサンドル3世の死
ジャーナリズムの“妥当な領域”
スペインとの条約改正提案
「シドニー号」紛争
フランス政府と「シドニー号」事件
休戦仲裁
投稿・心霊論の唯物主義―『神戸クロニクル』の編集者へ
迅速の重要性
ある帝国の軍事的復活
「偏見」対「団結」
『サタデー・レビュー』誌の懸念
『日本と日本人』
日本と柔術
合衆国と仲裁
最近の和平交渉
現代日本史へのある貢献
分別の欠如
清国と日本における理想像
故ハクスリー博士
詩人と大衆
ハウイとその捕虜宣言書
東西間の産業競争(1)
東西間の産業競争(2)
ロシア・清国借款協定
日本の軍事的能力
台湾における日本軍兵士
清国における反宣教師暴動
反外国か、反宣教師か?
死者の威光を借りる
小学校における宗教教育
東洋における西洋の驚異
議論と冒瀆
友情(フレンドシップ)と軍艦(バトルシップ)
新聞、その過去と現在
清国の騒乱
地理学と日々のパン
国際道徳についての最新の言
英国法と中国の刑罰
京都遷都千百年祭

あとがき 「バレット文庫」版をつつむ疑問の解明と、ハーン論説の位置づけ

付録
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と「シドニー号」事件―「バレット文庫」収録の『神戸クロニクル』紙ハーン論説の時代背景を見る

本書は、ラフカディオ・ハーンが「神戸クロニクル」(英字新聞)に書いた新聞記事をまとめた本の邦訳。41篇が全訳され、付録として訳者の論文が収録されている。

日清戦争当時の1895年(明治28)あたりの時事評論なので、軍事関連の話題が多い。現今の一書の読み物としては、興味深さに欠ける。ハーンの論説(新聞記事、コラム)に興味がある人には、『ラフカディオ・ハーン著作集 第2巻』をおすすめする。

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